対象となるのは5製品で、うち4製品はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)。
同省などは、SSRIなどの抗うつ薬を服用し、傷害など他人を傷つける行為が実際にあった35件と、傷害につながる可能性があった4件の副作用について調査した。このうち、SSRIのパキシル、デプロメール、ルボックスを服用した4件について、「他人を傷つける行為との因果関係を否定できない」と判断。SSRIのジェイゾロフトと、別の薬のトレドミンも含めた改訂を決めた。
調査の結果、うつ症状やアルコール依存症などがある患者が薬を処方されたことにより、症状が進んで攻撃性が増し、傷害に結びついた疑いがあるケースが多いことも分かった。